【PEST分析】マクロ環境から戦略を!!

マクロ環境が自社にどうように影響を及ぼすのかを知ることはとても重要で、「経営戦略」や「マーケティング」に活用することができます。そのため外部環境を効率良く、4つの象限から網羅的に分析できる手法が「PEST分析」となります。

pest分析とは、


マクロ環境を把握するためのフレームワークです。
しかし、マクロ環境は多岐にわたります。その為、自社への影響が大きい部分はどこなのかを洗い出し、重点的に分析することが大切となってきます。

またPESTの各領域は独立していなく、相互に関係していることを忘れないことが重要です。

  • PEST分析のP:Politics/Political(政治面)
  • PEST分析のE:Economy/Economical(経済面)
  • PEST分析のS:Society/Social/Cultural(社会/文化/ライフスタイル面)
  • PEST分析のT:Technology/Technological(技術面)

PEST分析の重要性

自社のビジネスはマクロ環境に大きく影響を受けます。
例えば「増税」や、「少子化」「コロナウイルス」等、知っていればメリットにも動くが、知らなければデメリットにしか動きません。

情報を知り適切に広く深く分析することで、他社がまだ気づけていない市場にもぐりこんだチャンスやリスクを発見することが重要になってきます。

このような、マーケティング環境や、現状を把握し、
3年後、5年後の未来を見込して戦略立案のヒントの為に役立てていくのが、PEST分析なのです。

PEST分析の各要素

P(Politics:政治的要因)

「政治」「法律」「税制の変化」といった行政面から、市場環境を分析していきます。
市場の競争方法を決めるルールの変更は企業にとって大きな変化となります。

  • 政治・政治の着眼点
  • 法律や条例
  • 規制緩和・規制強化
  • 自社の判決
  • 税制の変更
  • 政府や関係団体の動向
  • 消費者保護
  • 構成競争
    など

政治や法律の動向はビジネスの前提条件(ルール)を左右します

E(Economy:経済的要因)

経済的要因は、「景気」「物価」「為替の変動の面」から環境変化を分析していきます。そのため、事業内容によっては国内にとどまらず、各国の成長率や景気等の情報も追いかける必要が出てきます。

  • 賃金の動向
  • 経済成長
  • 景気の動向
  • 金利・為替の動向
  • 原材料の価格の変動
  • 消費動向
    など

経済的な動向は、売り上げや利益に影響を与えます

S(Society:社会的要因)

社会的要因は、社会全般を指し、「人口」「ライフスタイルの変化」の面から市場環境を分析してきます。社会的要因は、政治要因や経済要因と異なり、数字で把握することが難しいです。その為、あくまでも「変化」をとらえるようにしてきましょう。

  • 世界的イベント(オリンピック等)
  • ライフスタイル(在宅勤務等)
  • 人口動向
  • 教育水準
  • 価値観

社会の動向は自社にとっての機会にも脅威にもつながります

T(Technology:技術的要因)

技術的要因は技術がもたらす「環境変化」を分析していきます。
IT技術はものすごい速さで進化していっています。「IoTの発展」によって、生活やビジネスが根底から変化してきています。スマートフォンや進化は消費者行動に影響を与え続け、新しい市場までも生み出し続けています。その為、早い変化に柔軟に対応することが求められてきます。

  • 知的財産の保有
  • 新技術革新(IT技術の進化、IoT、AI)
  • 代替技術の登場
  • 生産・商品化技術
    など

技術の動向はビジネスのあり方は大きく変わります。

事例:学習塾

学習塾を例にとってみていきます。

  1. 政治的
    教育のカリキュラムの変更により小学生から英語が導入されたり、プログラミングの授業が出てきています。
  2. 経済的
    不景気により、世帯所得は伸び悩んでいます。また地方と、都市部での教育の格差が顕著になってきています。
  3. 社会的
    少子化により子供は減少し、ゆとり教育への反動や共働きの増加してきています。最近ではオンライン授業も盛んになってきてます。
  4. 技術的
    個人学習データの管理が容易になり、ICTを利用したコンテンツの提供が素早く行えるようになってきたり、異業界からも参入してくる企業が増えています。

このような分析を行うことにより、
「働く親が安心できる放課後の居場所づくり」
「ICTを用いたカスタマイズ」などに活路が考えられそうです。

まとめ

PEST分析を用いて、企業経営を取り巻くマクロ環境(世の中の流れ)の把握し外部環境を分析するフレームワークですが、一口にマクロ環境といっても多岐にわたります。
したがって自社のビジネスに与える影響が大きいところは、どこなのかを意識して分析することが大切です。
また、各素間は独立しては無く、繋がりをもっています
たとえば、インターネット進化はライフスタイル(社会)の変化や
インターネットの法律(政治)の整備、生産性の変化やビジネスの変化(経済)等、技術は、ほかの要素に密接に関係してきます。

PEST分析は「自社に重要な要素」、「要素間の繋がり」を意識して活用しましょう。
またPEST分析だけでは具体的な戦術までは導けません。その為、世の中の流れを把握した上で、3C分析やSWOT分析等組み合わせて戦略を立てることが重要となります。

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